今日は、二十四節気の1つ、『雨水(うすい)』 です。
太陽黄経が330度のときをいいます。
空から降る雪が雨に変わり、氷が溶け始めるころのことをいい、
『暦便覧』には『陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり』と記されています。
この時節から寒さも峠を越えて、草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。
春一番が吹くのもこの頃だそうです。
■二十四節気(にじゅうしせっき)は、太陽の黄道を春分点を起点とする15度ずつの24分点に分け、
太陽がこの分割点の日に季節を表す名称を付したものです。
ここ2、3日、寒い日が続いています。
今日は、雨も降っていて、寒さが増しています。
寒い日が続くと、本当に春が待ち遠しいですね。
雨の中、日本水仙が咲いていました。
雨の日の水仙は、元気がなさそうです(うつむき加減です)。
★日本水仙(ニホンスイセン)<引用> 「スイセン属」 『 ウィキペディア フリー百科事典 』 より
学名:Narcissus tazetta var. chinensis
科属名:ヒガンバナ科スイセン属
多年草の球根植物
開花時期は、12月~翌2月
原産地は地中海沿岸で、室町時代以前に、中国を経由して日本に入ってきたと考えられています。
スイセンという名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもの。
「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来する。
水辺で咲く姿を仙人にたとえたのであろう。
Narcissusという学名は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来する。
神話によると、ナルキッソスは、その美しさにさまざまな相手から言い寄られたものの、高慢にはねつけ恨みを買った。
ついには、そんな彼への呪いを聞き入れた復讐の女神ネメシスにより、水鏡に映った自分自身に恋してしまった。
水面の中の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく、彼はそのまま憔悴して死ぬ。
そして、その体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わった、というものである。
だからこそスイセンは水辺であたかも自分の姿を覗き込むかのように咲くのである。
ちょうど、今日撮影したうつむき加減の『水仙』は、ギリシャ神話に登場するナルキッソスが、水辺で自分の姿を覗き込んでいる感じがでているでしょうか?
ちなみに、『水仙』の花言葉は、「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」でした。